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お金にまつわる話
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株価は景気のバロメーターと呼ばれており、景気より6カ月、あるいは9カ月ほど先行して動くといわれています。特に、個別企業の株価は業績や配当、金利などの変化を受けやすいと考えられています。
 しかし、現実の株価の動きを見ていると、景気や業績、金利などに大きな変化が見られないような時でも毎日、変動し続けています。
 株価はなぜ、こんなに毎日、絶え間なく上がったり、下がったりし続けているのでしょうか。「女ごころ(あるいは男ごころ)と秋の空」という言葉は、人の心の移ろいやすさを表現したものですが、投資家心理ほど移ろいやすいものはないかもしれません。
 相場が上昇すれば、カンカンの強気になり、相場が急落すればとたんに弱気になって、意気消沈してしまいがちです。
 株価が絶えず上がったり下がったりするのは、このように移ろいやすい投資家心理と無縁ではありません。
 どの銘柄でもこれから売りたいと思っている投資家と、買いたいと考えている投資家とがいます。売りたいと考えている投資家はできれば少しでも高い値段で売りたいと考えています。しかし、そういう投資家も株価が今後、値下がりすると予想すれば、多少、安い値段でもいいから早目に売っておきたいと考えるようになります。
 買いたいと考えている投資家は、少しでも安い値段で買いたいと考えています。そういう投資家でも、その銘柄が今後、どんどん値上がりしそうだと予想すれば、多少、高値でも早目に買っておきたいと考えるようになります。
 つまり、現在の株価を決めるのは、その会社の株価が将来、値上がりするかどうか、値上がりするとすればどの程度値上がりが期待できそうか、という予想にかかっています。
 それを決めるのは、それぞれの会社の業績や財務内容、材料などに加えて、相場全体がどのような動きをするかの予想にかかっています。相場全体の動きは、国内外の景気(企業業績)や為替、金利、あるいは米国の株式市場の動向などによって、毎日、目まぐるしく変動し続けています。
 このため、個別銘柄の業績予想、材料に大きな変化がなくても、個別企業の株価までが毎日、変動し続けているのです。

【日経ネット マネー&マーケットより】

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